SFという文学ジャンルの定義や理論を史的に検討するとともに、その成果を援用して作品分析を行っています。他のジャンルとの差異化はもとより、SFらしさを形成する諸要素についても考察を進めてきました。作品論ではポストモダンSFに強い関心を有しており、Philip K. Dickの長編小説について研究してきました。また近年はポスモダン映画や音楽といった文化研究も行ってきています。